DAHON SUV D7を改造する-まえがき

DAHON SUV D7 Airless

2020年春に発生したCOVID-19の影響で勤務形態、あるいは通勤形態を変えることになった諸氏は多いと思うし、かくいう私もその一人。
もともともは2駅を通勤していたが、この災禍で自転車通勤に切り替えることとなった。約8kmほどの道のりを往くパートナーに選んだのがDAHON SUV D7Airlessである。
インターナショナルモデルと言う輸出用製品で、その中でも最も低価格なエントリーモデルである。
dahon-intl.jp

スペックとしては

20インチ(ETRTO406)
折りたたみハイテンスチールフレーム
外装7段変速
ノーパンクタイヤ

外に置いておきたくなく、玄関やベランダに置いておけるように折りたたみで、パンクに悩まされないようにノーパンクタイヤを選択してみた。
モノ自体は非常に良く、ミニベロ特有の漕ぎ出しの良さは街乗りにはぴったりだった。転がりも良く、気持ちよく流せる自転車だった。

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買いたてのころ

ノーパンクタイヤと言う両刃の剣

ノーパンクタイヤ、その名の通り通常のタイヤのようにチューブを持たず、ウレタンの中実材を用いることでパンクとは無縁のメンテナンスフリーのタイヤである。これだけ聞くとまあなんと素晴らしアイテムか。

誤算あるいは見通しの甘さ

ノーパンクタイヤの寿命は公称10000kmである。おそらくこれは、低速でゆったり街乗りをすればそれくらい保つのだろう。
通勤でアベレージ20km/hで乗り回すとどうなるか?
答えとしては2000kmも走らずに後輪はつるっつるとなったのだ。つるっつるになってもパンクの心配がないのはいいけれど(雨天は事故の元なので絶対に放置してはいけない)

メンテナンスフリー、正しくはメンテ不可

通常のタイヤであれば、替えのタイヤを買い、空気を抜いてからタイヤを入れ替えればいいのだが、ノーパンクタイヤはそもそも抜く空気が無ければ替えのタイヤもなかなk手に入らないしタイヤの外し方すらわからない(っていうか外せるのかこれ?)。

ついているのはTannusと言う韓国のメーカー製で、日本でもそこそこ扱っているようだが…1本7200円だそうだ。この耐久性でこの値段は正直コスパ最悪と言ってもいいだろう。乗り心地は悪くないのだがね。
tannus.jp

できることは一つ

ホイールまるごと交換である。ノーパンクタイヤ専用のホイールであるため、空気入れのバルブを通す穴もないため、タイヤをぶった切って再利用することもかなわない。なのでホイールをまるごと交換し、ついでに色々替えてみようと言う計画だ。
さあ、年始からおお仕事だ。